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高炉の中 [仕事]

改修中の高炉があと数日で火入れを迎えようとしており、現場の仕上げ工事が急ピッチで進められています。そんな中、今日希望関係者の高炉炉内見学会がありました。

高炉は一度火を入れたら内部で高温の化学反応が続き、次の改修または休止・停止の日まで20年以上の間、24時間365日止まることがありません。もちろん操業中の炉内を覗くことなどできないので、人が中に入れるのは火入れ前だけです。

熱風が吹き込まれる「羽口」から、炉の中にもぐっていくと、そこは周囲にレンガが積まれた大空間。360度ぐるりと白っぽい耐火煉瓦に囲まれ、荘厳な風景です。

頂部がすぼまっており、徐々に広がって、一番下はまたすぼまるというヤクルトのような形をしていますが、高さはヤクルトの1000倍ぐらいはあるでしょうか。容量はヤクルト777億本分(!!)であります。

炉の中には鉄骨の仮設架台や足場などがありましたが、既に回りはできあがっていて開口はなく、羽口からも取り出せるようなサイズではありません。いわばボトルの中の船のような状態ですが、どうするのでしょうか?

答えは、そのまま置いておく。
え?それでいいの?
置いておいてどうなるかというと、火入れをしたら高熱で溶けてしまう。そりゃそうですね。
鉄分は鉄製品となり、雑成分は分離して取り出されます。マテリアル・リサイクルです。

鉄骨でも軽々と溶かしてしまう溶鉱炉。万が一にも見学者が置き去りにならないよう、出たときは点呼をとりましたよ。


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