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毎日新聞より 東京電力へのエール/放射線の健康影響に関する事実 [震災]

今日の毎日新聞の発信箱というコラムで「がんばれ、東電」という文章が掲載されました。全文はリンク先にありますが、僕、そしてこのブログにコメントを寄せてくれた人たちと同じ思いを持った記者が新聞社にもいて、いまだ新聞紙面の主要部を東電批判・政府批判の論調が占める中で、こういう記事が載るようになったことを少し心強く思いました。

『確かに会見は混乱し要領が悪い。計画停電だって、こっちはどう計画していいか、さっぱりわからない。だけど、彼らも未体験の世界で必死にやっている。計画通りに停電しないのも、停電しないようにするのが役目だから。今、発電所で命がけの作業を続けている人たちにも家族がいる。』

僕は西日本にいるので、計画停電で東北・関東の人たちが被る寒さ、暗さ、不便さ、危険などを体感することはできませんが、不満が募ることは重々分かりますし、停電すると言っていたのに計画がコロコロ変わることについての怒りは当然だと思います。でも裏をかえせば、たとえ停電予定をしていても、電力に余力がある限り電力を送り続けたいと思うのが電力マンのDNAなのでしょう。電力会社は公営企業なので官僚的というイメージがありますが、なかなかどうして。本物の官僚だったら電力に余裕があっても計画通りきっちり停電すると思います。

そして、一文さらっと触れられていますが、福島第1原発で文字通り命がけで作業をしている人、そして各地の発電所・変電所で懸命に電力供給量を上げるべく頑張っている人。原発危機回避、電力供給、彼らとその家族を抜きにはなし得ないことです。

『「なってない」「ずさんだ」と怒鳴るのは簡単。でもそれで解決する危機じゃない。ここは一番現場に通じたプロたちを信じ、支え、応援しよう。代わりはいないのだから、よきDNAの力を結集し、最大限、発揮してもらわないと。』

『世界が「日本人はよくやっている」とほめてくれている。その日本人が非難ばかりでは、悲しい。』

何か大変なことが起きると、真っ先に責任者批判に走るマスメディア。今回は政府と東電にその矛先が向いています。一方で、被災地の皆さんの冷静で秩序をもった行動、多くの高層ビル等がこの大地震に倒壊せず耐えた耐震技術、などに世界からは称賛が集まっています。なぜメディアには、悪い面をあげつらい、センセーショナルに報道し非難する癖がついてしまったのでしょう。批判だけでなく、お涙頂戴の美談探しなどもそうです。見ている野次馬は同情し感動するが、取材されている被災者の方の気持ちはいかばかりか。
こういうときこそ、野次馬根性や権力批判精神をぐっと抑え、事態を好転させるべく、被災地に必要な情報、正しい情報を流してほしいものです。

当然、新聞記者の中にも気付いている人は多いでしょう。それを紙面で発信してくれるのは少し喜ばしい兆候です。


もう一つ良い記事がありました。

記者の目:福島第1原発の放射性物質漏出

原発周辺在住で避難している方々、放射線量が上昇していると報じられている福島県の方々、関東地方の方々、そして関東から西日本に避難したり自国に帰国を急いでいる外国人の方々に、ぜひこの記事を伝えたい。

『皆さんが今受けている放射線量は健康に全く影響しません。安心してください。』

テレビ・新聞を見ていると、「原発3号機周辺で400ミリシーベルト」「○○市で通常の180倍」「東京新宿で通常の○○倍」などと、放射能汚染による健康被害が今にも迫っているような印象を受ける言い方にあふれています。そして(原発直近を除き)それに対する専門家の言い方は決まって「ただちに健康に影響するレベルではない」というものです。

そう聞いたら誰だって、今の瞬間は影響がなくても後々体に残るとか、このレベルの放射能をもうしばらく浴びると癌になるとか思ってしまうでしょう。

専門家の言い方は科学的に正確であろうとするあまり、一般人の不安を増幅させる言い回しになってしまっています。

現実はというと、『福島県のモニタリングで測定された放射線量は最高で30マイクロシーベルト以下で、多くは2~5マイクロシーベルト。一方で、健康診断で毎年受けるような胸部X線CTを1回受けるときの被曝量が6900マイクロシーベルト。仮に30マイクロシーベルトが続いたとしても230時間にわたって外にいてCT1回分という計算になる。』

こういう分かりやすいたとえで人々の見えないものへの不安と恐怖を和らげてくれればいいのに、マスメディアはあえて何百倍とか、何万マイクロシーベルト(原発至近の数字:それもミリではなくマイクロを使っているため数字が莫大に見える)とか、センセーショナルな数字を見せることで、人々をおびえさせ扇動しているようにしか思えません。

上記のように遠隔地で検出される放射線は、原発から放出されたセシウムやヨウ素などの放射性物質が風に乗って各地に降り、そこで出しているもの。一方、原発本体から直接放出されている放射線はどうなのか。

まず原発のこれからのシナリオですが、チェルノブイリとは違い既に制御棒が挿入されて核分裂反応が起こらないようになっていることから、チェルノブイリのような大爆発・膨大な量の放射性物質の放出はまずないとのこと。考えうる最悪の事態は、燃料棒の冷却ができず圧力容器、格納容器内の圧力が高まって損傷し、内部の放射性物質が外部に出ることですが、その場合でも大爆発には至らず、放射性物質の大半は敷地周辺にとどまるだろうとのこと。

記者会見で官房長官や東電はそう言い切ってはくれないですけども。言い切っても「本当か」「なぜそんなに言い切れるのか」と非難されるのが関の山ですから。

とはいえそうなった場合、原発の敷地内の放射線量はかなり高くなります。ですが放射線量は距離の2乗に反比例して減衰するので、避難範囲20kmの外側では致死量に達する放射線を受けることはまず考えられないとのこと。

この話をラジオで聞いた人が、「ほんと安心してゆっくりご飯を食べました。久しぶりに味のするご飯でした。」とツイートしていたとのこと。そうなんです、人々をいたずらに不安がらせることにいいことは何もない。メディアの影響力は絶大です。ならば、いい影響を広めようではありませんか。


タグ:震災 原発
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